海と山を堪能できる兵庫県をツーリングでくまなく満喫できるスポット紹介

兵庫県は海と山、両方の魅力が盛り込まれたエリアです。

淡路島や明石などではタコやウニ、しらすなど海の幸を堪能でき、丹波へ行くと黒豆やジビエがあります。

有名な有馬温泉も存在します。

夜景も美しく、広範囲に訪れたいポイントがたくさんあるエリアです。

ツーリングのフットワークの良さを生かし、兵庫県の端から端まで堪能してみませんか。

有馬温泉で心も体も癒される

①有馬温泉とは

有馬温泉は、神戸の山間部にある温泉です。

日本三古湯として知られており、草津温泉、下呂温泉と並び、三名泉として日本中から観光客が訪れます。

有馬温泉の歴史は古く、最初の発見は神世の昔と言われており、三羽のカラスが温泉のありかを教えたとされ、「有馬の三羽カラス」と呼ばれています。

そんな古い歴史を持つ有馬温泉ですが、有馬と言えば太閤秀吉を思い出す人もいるのではないでしょうか。

有馬温泉の入り口には朱塗りの太閤橋がかかり、寧々の銅像や千成り瓢箪などがあります。

有馬温泉は長く続いた戦で疲れた体を癒すため、有馬において疲れを癒したという伝説から、後に秀吉が有馬へ対して様々な援助を行ったのです。

有馬温泉は有名な料理旅館が多いことでも知られていますが、日帰り入浴施設なども多く、ツーリング客や登山客が疲れを癒している姿もよく見かけます。

金泉と銀泉があるので、両方楽しんでください。

有馬温泉 – Feel KOBE 神戸公式観光サイト (feel-kobe.jp)

②有馬温泉へのアクセス

有馬温泉へは、多方面からアクセスすることができます。

山の中にある温泉なので、ツーリングには最適と言えるでしょう。

芦屋から訪れる場合には、芦有ドライブウェイを利用します。

西宮からは盤滝トンネルを越え、有馬街道を利用して上がります。

神戸からは新神戸トンネルを通るルートや、裏六甲など「山ぜめ」コースもあります。

比較的走りやすいのは盤滝トンネルから有馬街道を超えるルートになり、カーブも緩く走りやすいでしょう。

芦有ドライブウェイは、ヘアピンカーブがいくつかあるルートです。

③有馬温泉の周辺スポット

有馬温泉街には、たくさんのお土産物屋さんやレストランが立ち並んでいます。

有馬温泉街歩きツアー 地元ガイドと巡る、関西の奥座敷・有馬温泉名所旅<1~2時間/有馬温泉駅発> | 兵庫の観光&遊び・体験・レジャー専門予約サイト VELTRA(ベルトラ)

名物の炭酸せんべいなどの、食べ歩きも楽しめます。

街の道路からは温泉街特有の湯気が立ち上り、旅行気分を盛り上げてくれます。

有馬温泉を堪能した後は、六甲山へのツーリングへ出かけてみましょう。

六甲山は牧場や展望テラス、冬場には人口スキーも楽しめます。

「六甲ミーツアート」という芸術祭が開催されている時期には、ツーリングで訪れるアートファンも多く見られます。

体感型として話題の巨大アスレチックジムもあり、一日中楽しむことができます。

六甲山牧場もおすすめですが、弓削牧場まで足を伸ばしてみるのも良いでしょう。

弓削牧場の製品はデパートなどでよく見かける人気の商品ですが、牧場では人気のホエイを用いたランチなどを楽しむことができたり、弓削牧場の製品を購入できます。

季節の良い日には牧場のテラスでランチを堪能するなど、自然を満喫しましょう。

日本一の吊り橋 明石海峡大橋

①明石海峡大橋とは

明石海峡大橋は、兵庫県と淡路島を結ぶ吊り橋です。

日本で最も長いつり橋としても有名です。

昼間に明石海峡大橋から眺める景色もキレイなのですが、夜になるとライトアップされ、その美しい姿も人気があります。

全長3,911mにもなり、その佇まいの美しさからパールブリッジとの愛称を持っています。

ケーブルを支える二つの主塔間の長さは1,911mで、主塔の高さは海面上300mです。

これは東京タワーの高さにほぼ近く、塔の巨大さがイメージできます。

ライトアップには28パターンの組み合わせがあり、季節によって楽しむことができます。

毎時0分にはレインボーになり、30分には季節ごとのカラーに変化します。

そのカラーが水面に反射して、とても美しい景色になります。

②明石海峡大橋へのアクセス

第二神明道路、高丸インターチェンジより南西へ4kmの地点にあります。

本州と四国を結ぶ3本の本州四国連絡橋のひとつで、神戸淡路鳴門自動車道の一部となっています。

有料道路になり、以前は高い通行料だったのですが、料金も改定されました。

設計速度は100km/hですが、通常時の最高速度は80km/h、最低速度は50km/hに設定されています。

景色がキレイだからと停車したり、低速走行をするのは危険ですので気をつけましょう。

③明石海峡大橋周辺のおすすめスポット

舞子公園からは、明石海峡大橋の裏側を見ることができます。

明石海峡の上をパノラマの景色を感じながら走るのも良いですが、一旦舞子公園で休憩して、明石大橋のスケールを感じてみるのもいいでしょう。

ここには中国の豪商が別荘として立てた移情閣が、異国情緒たっぷりな雰囲気を醸し出しており、神戸らしさを感じられるでしょう。

明石海峡ブリッジワールドには、明石海峡の秘密がたくさん紹介されています。

普段は立ち入ることのできない管理用通路を通り、300mの主塔に登ることができる体験ツアーもあります。

一般の人が橋の上に登ることができるのは、オーストラリアのシドニーと明石海峡大橋ブリッジワールドの二箇所だけなので、是非体験しておきたいスポットです。

舞子海上プロムナードは海面から高さ47m、陸地からは150m、明石海峡へ突出した延長317mの回遊式遊歩道です。

8階の展望ラウンジからは美しい景色を堪能できます。

床がガラス張りとなったエリアもあり、眼下に望む明石海峡にスリル満点です。

明石海峡大橋を渡りきると、そこには道の駅あわじがあります。

淡路島の名産の「玉ねぎ」がそこかしこに押し出された、まるでテーマパークのような道の駅です。

観覧車や巨大玉ねぎのモニュメント、玉ねぎのUFOキャッチャーなどもあります。

明石焼きや玉ねぎフライなど、名物を楽しむことができるので是非立ち寄ってみましょう。

話題のスポットおしゃれな淡路島を駆け回る

①淡路島とは

淡路島は、瀬戸内海の頭部に位置する島です。

兵庫県と四国に挟まれた場所になり、橋で繋がっています。

北東から南西にかけての細長い島で、南北53km、東西22km、周囲203kmです。

日本構内では主要4島を含めて11番目に面積が大きく、瀬戸内海では最大面積になります。

人口に関してはもっとも多く、13万人です。

淡路島と言えば、日本神話の「国産みの島」として知られています。

淡路島は、海の幸と玉ねぎなどといった名産品も豊富で、グルメも楽しめます。

さらには温泉も人気を呼んでいます。

「西浦」と呼ばれていた西側海岸には、パソナグループやバルニーバービーといった大企業が進出をして盛り上げており、人気のエリアとなっています。

この西海岸は夕日のスポットでもあるため、朝から夕暮れ時まで楽しむことができます。

②淡路島へのアクセス

淡路島は、その名の通り島です。

明石海峡大橋が開通するまでは、フェリーで車やバイクを通していました。

しかし、今は明石海峡大橋を抜けるとすぐに到着できるようになり、注目のエリアとなっています。

アクセスとしては、阪神高速からそのまま淡路方面に走ると明石海峡大橋へと繋がります。

明石海峡大橋を渡りきると到着です。

淡路は縦に長いので、目的地に応じた場所で降りましょう。

③淡路島の楽しみ方

「国産みの島」淡路島では、まずは伊弉諾神宮に訪れてみましょう。

はじまりの島コース | 淡路島観光ガイド – 淡路島の観光や旅行、宿泊施設、温泉、グルメ、イベント情報がいっぱい! (awajishima-kanko.jp)

「古事記」「日本書紀」の冒頭「国産み神話」に登場する、伊弉諾尊と伊奘冉の二柱をお祭りする神社です。

「日本書紀」に記載がある中では最も古い神社で、淡路国一宮として人々からの掌敬を集めています。

2016年に日本遺産に認定されました。

伊弉諾神宮を中心として、計算されたように東西南北に縁のある神社が配置されており、実に不思議なことでもあります。

洲本では温泉が楽しめます。

海岸沿いに立つ温泉旅館などは、淡路を堪能できるでしょう。

日帰りで利用できる温泉施設もありますので、ツーリングの疲れを癒すのに良いでしょう。

そして、何と言っても西海岸へは是非立ち寄ってみることをおすすめします。

パソナの二次元の森では、様々なイベントが開催されています。

話題のカフェやインスタスポット、廃校を利用したレストランなど、楽しめるポイントが盛りだくさんです。

夕暮れ時になると沈む夕日が絶景です。

徳島まで足を延ばすと、鳴門の渦潮なども楽しめます。

世界遺産 姫路城

①姫路城へのツーリング

姫路城(改修後) | 姫路フォトバンク(写真ダウンロードサービス) (himeji.lg.jp)

姫路までは、もちろん高速道路で行くことができます。

阪神高速から第二神明道路、姫路バイパスで向かうことが可能です。

姫路やその先まで足を延ばすのであれば、このルートで向かうとスムーズです。

しかし、道中を楽しむのであれば、中国自動車道を利用してみるのも良いでしょう。

中郷自動車道から滝野社インターチェンジまで行き、山間部から国道372号線を下り姫路に入るというルートもあります。

このルートを利用すると、滝野社インンターチェンジを出たところにある「闘龍灘」で滝壺などを楽しんだり、川魚のアユなどを堪能することができます。

ここから姫路へは国道372号線を南下しますが、この道は「デカンショ街道」と呼ばれており、牧歌的な田舎の風景を楽しむことができるでしょう。

②姫路城とその周辺のおすすめ

姫路城は言わずと知れた日本の名城で、別名「白鷺城」と呼ばれる白亜のお城です。

世界遺産に登録されている圧倒的な存在感を放つ、美しい姿を拝めます。

日本100名城にも選定された「国宝」です。

建築技術の粋を極めた傑作で、大天守を中心に櫓や門、土塀といった建造物や石垣、堀などが良好に保存され、歴史的な価値のある建築物です。

姫路城は黒田官兵衛ゆかりの城としても人気がありますが、千姫が暮らした城としても有名です。

番町更屋敷で知られる「お菊井戸」も、ここにあります。

城に眠る伝説と謎 【姫路城】城に渦巻く美女の怨念!皿屋敷伝説のルーツは姫路にあり!? (shirobito.jp)

季節によって桜や紅葉が美しいのですが、特に桜と姫路城の美しさは特筆するべく、真っ白な世界に包まれます。

さらに、姫路に来たら書写山円教寺も訪れましょう。

こちらはラストサムライの舞台となった場所でもあり、本能寺ホテルなど、日本映画の舞台などにも選ばれた趣のある壮大なお寺です。

特に紅葉の季節には人気が高くおすすめです。

兵庫県は神戸の都会的な雰囲気から、丹波の山の風景、姫路の歴史的建造物、淡路の海など、バリエーション豊かな景色を楽しむことができます。

ツーリングで数日かけて兵庫県を走破してみるのもいいでしょう。